ガイドライン品目別2026.09.28
韓国でウェアラブルは医療機器か — 使用目的・アプリ機能・リスクで判断
時計型・パッチ型という形だけでは医療機器該当性や等級は決まりません。2026年改訂のウェルネス判断基準に沿って、表示、センサー、アプリの解析、皮膚接触と誤作動リスクを一つの使用フローとして整理します。
要点 — ウェアラブルは装着方法です。誰がどの結果を受け取り、何の行動に使うか、誤ったときに何が起こるかを先に整理します。時計型・パッチ型という形だけで等級を決めません。
医療機器とウェルネスを何で分けますか?
医療機器法第2条は診断・治療・予防等の使用目的から医療機器を定義し、第3条は使用目的と潜在的な危害を等級分類の基準にしています。2026年2月改訂の食薬処ウェルネス判断指針も使用目的とリスクを合わせて評価します。
日常の活動や健康状態を支える低リスク製品と、疾患判断や臨床管理を案内する製品では検討の方向が異なります。指針は行政内部の判断資料であり、個別製品の承認書や包括的免除ではありません。すでに医療機器として許可・認証・申告された製品を、指針だけで任意に切り替えるものでもありません。
同じセンサーでも結果によって判断が変わりますか?
次の表は企画を整理する例であり、個別製品の分類や等級を確定する表ではありません。
| 機能の案 | 最初に確認する点 |
|---|---|
| 運動中の心拍数・活動量の記録 | 医療的解釈をせず運動・日常管理のみを支えるか |
| 心電図等から特定疾患の可能性を表示 | どの患者・利用者に、どの臨床的結論を示すか |
| 睡眠中の動きの記録 | 生活習慣の記録か、睡眠時無呼吸等の判断か |
| 皮膚装着センサーと病院向け通知アプリ | どこで解析し、医療者のどの判断に使うか |
2026年指針には、非侵襲の光学センシングによる血圧・血糖の変化をグラフや色で示す限定的な例があります。ただし非植込み、非医療目的、医療機器の代替ではないこと、特定の臨床行動を案内しないこと等を合わせて満たす必要があります。測定値の数値化や医学的スクリーニング・診断はその例の範囲外です。非侵襲という一条件だけを取り出して適用しません。
本体・アプリ・サーバーをどうつなげますか?
センサーが収集し、アプリが表示し、サーバーが疾患の可能性を計算する製品では、本体説明書だけでは実際の用途が見えません。収集→転送→解析→表示→利用者の行動を図にし、各段階の製造者、バージョン、機能を記載します。
単なる保存・転送と医療的解釈を区別してください。閾値処理や疾患可能性の表示があるなら、その機能まで説明が必要です。SaMDガイドがソフトウェア自体の検討を扱うのに対し、ウェアラブルではセンサーと組み合わせた使用目的も確認します。指定されるデジタル医療・健康支援機器はデジタル医療製品法の適用を別途検討します。
接触と誤作動のリスクは何を示しますか?
日常の健康管理という表現があっても、リスク確認は必要です。指針は生体適合性の問題、侵襲・植込み、故障時の傷害・疾病、緊急状態の検知、医療機器の制御・変更等を評価要素に挙げています。
接触部位と時間、粘着剤・電極等の材料、洗浄・再使用、電池・充電中の使用、通信が切れた際の表示・通知を整理します。切断後も最後の数値が現在値のように見えるかは、使用フロー上の確認事項です。一律の試験要求ではなく、機能と危害に応じて評価範囲を決めるための資料です。無線要件はKC・電波認証ガイドと分けて確認します。
該当性検討にどの資料を準備しますか?
広告一枚より、内容が整合した資料一式を用意します。
- 対象者、環境、目的、結果の利用方法を示す使用目的。
- 本体構造、センシング原理、接触材料、仕様。
- アプリ・サーバーの機能、画面、解析・通知の説明。
- 説明書、包装、販売ページで使う表現。
- 誤作動、通信障害、誤った結果による利用者への影響。
指針が案内する検討資料も、使用目的、形状・構造・原材料・性能・使用方法、作動原理・規格を中心としています。該当性を先に確認し、該当する場合に品目・等級と手続を具体化します。
発売前に何を見落としやすいですか?
開発資料では健康管理、販売ページでは疾患検出と説明する不一致、海外分類の流用、解析機能を更新した後も初期判断だけを使う運用に注意します。非医療機器という注意書きだけでは、矛盾する使用目的を整理できません。
検討時のバージョンと発売版の機能・画面・表示を照合してください。説明書、アプリ画面、機能一覧を無料事前検討へお送りいただければ、追加確認が必要な条件を整理します。
公式根拠・確認日:2026-09-28。医療機器法第2・3条(法律第21263号、2026-07-01施行)、食薬処ウェルネス判断指針0091-03(2026-02改訂、添付全文確認)。表や資料構成は実務例であり、個別製品に対する当局回答ではありません。
よくあるご質問
- Q. 心拍数を測る時計はすべて医療機器ですか。
- 測定項目だけでは決まりません。運動・日常の健康管理と、診断・治療等の医療目的を分け、表示・広告、解析結果、リスクを合わせて確認します。
- Q. 医療機器ではないという表示でウェルネスになりますか。
- その表示だけでは判断できません。構造、説明書、アプリ画面、広告、販売時の説明を総合的に確認します。疾患の判断や医療的な行動を案内する機能も検討対象です。
- Q. 非侵襲的な血圧・血糖測定ならウェルネスですか。
- 2026年指針の限定的な推移表示の例には、非侵襲・非植込み、非医療目的、医療機器の代替ではないこと、特定の臨床行動を案内しないこと等の条件があります。測定値の数値化や医学的なスクリーニング・診断はその例から除外されます。
- Q. 既存製品に疾患解析アプリを追加できますか。
- センサー・アプリ・サーバーが組み合わさった結果と使用目的を再検討します。初期の判断を新機能へそのまま拡張せず、必要に応じてデジタル医療製品法の適用も確認してください。
